400年もの長い歴史を持つ日本の伝統芸能の一つ、「歌舞伎」。その歌舞伎を観られる場所が、銀座「歌舞伎座」です。
現在は観光地として非常に有名ですね。

ニナファームジャポンの最寄駅、東銀座駅直通の歌舞伎座では「歌舞伎初心者さん」でも楽しめるようなシステムがたくさんあります。
解説をイヤホンで聴きながら舞台が見られたり、ギャラリーでは実際の道具を見学することで歌舞伎の雰囲気を感じたりすることができます。
近年ではテレビドラマや映画などで歌舞伎役者を見る機会が増え、より身近になりました。
さらに、国民的人気アニメを歌舞伎化した舞台が上演されるなど、若い世代にも歌舞伎の魅力が伝わりやすくなりました。
歌舞伎が好きな女性のことは「歌舞伎女子」と呼ばれているそうです。

歌舞伎座の写真

歌舞伎座は世界で唯一の歌舞伎専門劇場として歴史を刻んできましたが、実は3年近い建て替え工事の末、歌舞伎タワーを併設した新しい複合施設へと生まれ変わっています。
そのため、先代の歌舞伎座の舞台寸法を再現したロビーなど、館内や外観にその名残が見られるものの、年齢を問わずに訪れた人が歌舞伎を楽しめるギミックの多い複合施設として生まれ変わっており、観光スポットとしての魅力も大幅にアップしています。

歌舞伎では女役も男性。男性の歌舞伎役者だけで行なうのが特徴的な演劇です。
演劇はもちろん、衣装・音楽・舞踊など様々な芸術が楽しめます。
銀座の歌舞伎座に併設された歌舞伎タワーの5階では、そんな歌舞伎の総合芸術としての魅力が楽しめる企画展が開催されています。現在は歌舞伎の道具を実際に触って動かす体験ができます。写真を撮ることもできるので、たくさんの思い出を残せるのも嬉しいですね。
その他にも歌舞伎にまつわる記念碑などが置かれていて四季の美しさが体感出来る屋上庭園、歌舞伎俳優の化粧や衣装を身にまとって歌舞伎俳優気分で写真を撮る事ができる写真館などもあり、歌舞伎をより身近に体感できる複合施設となっています。

チケット代が高そうなイメージのある歌舞伎ですが、前方の特別席でなければチケット代はそこまで高額にはなりません。
公演によっても異なりますが、3階席だと4000円から6000円程度で観劇する事が出来ます。

また、当日早めに並んで購入する、当日券の「幕見席」と呼ばれる席であれば1000円程度で観劇する事ができます。
歌舞伎がどんな感じか少しだけ覗いてみたいという方にはピッタリの席です。

歌舞伎座の建物の前には毎日のように観光客がたくさん集まり写真を撮っている様子をよく見ます。
しかし、歌舞伎座タワーの中は人でごった返すということはあまりないようです。
ゆっくりと歌舞伎の世界に浸れるので、ぜひ中まで入ってみてください!

(少々古い話ですが)去年、歌舞伎座タワーに行ったときには、シアタールームで歌舞伎の舞台裏や演者さんのインタビューなどを撮影した映像が流れていました。見応えたっぷりでした。