オペラやお芝居を楽しみたいと思ったときには「日生劇場」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
ニナファームジャポンからは徒歩12分と少し歩きますが、大きな劇場で公演を楽しむことができます。

日生劇場では、オペラや演劇、ミュージカルなどを楽しめます。
こけら落とし公演がオペラだったこともあり、特にオペラ公演は積極的に行われていて、「ニッセイオペラ」と呼ばれています。

収容人数は1300人ほど。1階席・中2階席・2階席に分かれ、中2階席は舞台に立つ俳優と同じ目線の高さになることから人気があります。

また、日生劇場では演出者や俳優といった表舞台で注目される人たちばかりでなく、裏方を担う人達にもスポットを当て、さまざまな催しが行われています。
毎年開催されている「舞台フォーラム」もそのひとつ。
実際に行われる公演の舞台を題材に、舞台装置や図面、衣装など、舞台の演出に欠かせない道具を製作スタッフが解説してくれます。
若手舞台技術者の育成や支援が目的で行われていて、裏方に興味があれば誰でも参加することができますので気軽に参加しやすいイベントです。

裏方を支える人たちが主役になるイベントがもうひとつあります。
それが「ニッセイ・バックステージ賞」です。
注目されにくい裏方ですが、舞台づくりに欠かせない仕事であることをアピールできる催しとして期待されています。
これまでは、大道具や衣装、照明、音響など、長年舞台を裏から支え続けてきた方が受賞しています。
2017年には、60年以上音響効果に携わった方などが受賞しました。

日生劇場は重厚感のあるその建物が印象的ですが、その独特な世界観は建物の中にまで及びます。
ギリシアを思わせる柱や大理石の床、大階段・らせん階段など建物自体にも芸術を感じさせる造りになっています。
また、建物内には絵画や彫刻といった美術品も展示されていて、公演が始まる前や休憩時間などの少しの時間でも楽しめるようになっています。天井には2万枚のアコヤ貝が使われているそうです。
建物の天井は注目されにくい部分です。日生劇場に訪れた際には、ぜひ2万枚のアコヤ貝を見上げてみてください。

日生劇場のホームページでは、どのようにしてこの劇場が出来たのかを垣間見ることができます。
実際の劇場と見比べながら読んでみると、いっそう劇場のことを知ることができます。